当院の日帰り手術について
当院の日帰り手術について
手術方法や使用する内視鏡機器などの進歩により、侵襲が少なく、術後の出血や痛みなどのリスクを大幅に軽減する手術が可能になったことで、日帰りで受けられる手術があります。対応可能な手術は限られますが、安全性が高く、身体的・精神的・経済的な負担も抑えられ、スケジュールも立てやすいためお忙しい方でも手術を受けられるようになっています。
当院では中耳炎、副鼻腔炎（蓄膿症）、アレルギー性鼻炎等の一部に対する日帰り手術を行っています。
当院ではお悩みの疾患がしっかり治癒するためには手術が半分、術前・術後のケアが半分と考えています。日帰り手術が可能かどうかは術前に当方で検討いたします。これまでの経験をもとにした手術に加え、術前後のフォローアップを提供し、安心してお任せいただけるよう努めてまいります。
当院で行う一般的な日帰り手術の流れをご説明します（鼓膜切開術やチューブ挿入術は簡便な手術になりますのでこの通りではありません）。
なお、手術はご家族の方にも実施のご同意を得た上で行います。未成年の方の場合は必須となります。
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まずはご予約の上、ご来院ください。健康保険証、各受給者証、お薬手帳をお持ちください。
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症状、お悩みや持病、服薬中の薬剤、ご希望等をお伺いして、診察します。何かご不明の点がございましたら、遠慮なく仰ってください。
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症状に応じた検査を行い、手術の適応があるかを確認します。必要に応じて血液検査やレントゲン検査、心電図検査などを行い、安全に手術を受けていただけるかどうかも確認します。
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当院の手術スケジュールと患者さんのご都合を合わせて、手術日を決定します。検査の結果をご報告した上で、手術内容、術前・術後の注意点などを文書を使って説明します。
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予約時間までにお越しください。
手術後は一定時間院内で安静にしていただきます。その後問題ないことを確認し、次回の来院日を相談させていただきます。
帰宅の際は運転は可能ですが、ご家族のお車やタクシーでの送迎が安心です。術後気分不良や嘔気嘔吐、ふらつき等の症状がある場合は、安静時間を延長し、安全面を考慮し当院からご家族に連絡させていただきます。
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術後初回の診察結果や経過に応じて、その後の通院頻度等について検討相談します。
帰宅後に不明点やご質問等ある場合は、当日診療時間内にお電話ください。
手術にかかる費用は術式によって保険点数が定められており、診察費や薬剤費、麻酔費などを加えた総額の1～3割は会計での支払額としてご負担いただきます。
一部の手術は高額療養費の対象となりますので、1か月に支払った医療費の窓口負担額が一定額を超えた場合には「高額療養費制度」が適用され、超えた負担額を高額療養費として加入している医療保険から支給されます。加入している医療保険の窓口へ高額療養費の支給申請書を提出していただきますと、「窓口負担額」と「自己負担の上限額」との差額分が還付金として返還されます。支給申請を行う際には、医療費の領収書の添付を求められる場合もありますのでご注意ください。
公的医療保険の制度のひとつである「高額療養費制度」とは、月初から月末までに医療機関や薬局の窓口で支払った額が一定の自己負担額を超えた場合、その超えた金額が払い戻される制度です。払い戻しを受ける条件や、医療費の上限が決められており、個人の負担を軽減する仕組みも設けられています。